TC 250 2017
High intensity thrills

まったく新しいMY17では、TC 250は、Husqvarnaのラインナップで歴史に残る、250 cc 2 ストロークエンジンのコンスタントな開発と確かな未来を描きます。新しく設計されたシャシーにより、TC 250は敏捷性とライダーの快適性の向上とともに著しい軽量化を果たしています。さらに、軽量2 ストロークエンジンは完全に再設計され、向上した効率、さらに集中化されたマス、振動の大幅な減少を特徴とします。

特徴と利点

新しいエンジン
250 cc 2 ストロークエンジンは、無比のパワーと軽量構造の究極の組み合わせです。2ストロークエンジンのシンプルさと低いメンテナンス費用により、モトクロスライダーの間で人気となりました。新しいTC 250エンジンは、より良いマスの集中化のための新しいシャフト配置、振動を低減する新しいカウンターバランサ―シャフト、新しいツインバルブ制御式パワーバルブ、そして再設計された5速トランスミッションを特徴とする、まったく新しい構造です。
新しいシリンダー
66.4mmボアシリンダーは、回転域全体で滑らかで制御されたパワーを提供する、新開発のパワーバルブシステムが特徴です。これは、付属の2種類のスプリングを交換するだけで、さらにカスタマイズすることが可能で、コースコンディションやライダーの好みに応じて出力特性を変えることができます。新しいシリンダーとシリンダーヘッドは、より良い放熱性を約束する新しいウォータージャケットデザインを採用し、過酷な状況下での冷却性能を向上させました。新しいシリンダーヘッドマウントがエンジンをフレームにしっかりと固定し、滑らかな乗り心地のために振動も減少させています。
新しいクランクケース
マスの集中化の努力の中で、軽量な鋳造エンジンケースは、新しいシャフト配置に適応するよう開発されました。クラッチシャフトを4 mm高く、クランクシャフト位置も19.5 mm上げることで運動マスを集中させ、扱いやすさを向上させています。さらに、新しいカウンターバランサーシャフトは、全体のデザインを損なうことなく非常にコンパクトな方法で内蔵され、新しいエンジンカバーは、ライダーブーツによる摩耗を効果的に防ぎます。
新しいカウンターバランサーシャフト
新しいエンジン設計は、水平方向に取り付けられたカウンターバランサ―シャフトを採用しています。シャフトは振動を著しく低減させ、滑らかで快適な乗り心地を実現しています。
新しいフレーム
オフロードにおける最先端のスチール製フレームを設計して来た長い経験を基に、研究開発エンジニアはハンドリング、人間工学、パッケージングに役立つようにすべての構造的要素を再検討した、クロムモリブデン鋼フレームを設計しました。慎重に計算されたねじれと縦方向のたわみにより、フレームは、シャープなハンドリングと卓越した快適性を提供するためにサスペンションと調和して機能します。軽量でコンパクトなエンジンデザインにマッチしたこれらの特性は、卓越したハンドリング精度を提供すると同時に、衝撃吸収性とフィーリングを向上させました。
カーボンファイバー製サブフレーム
カーボンファイバーの使用は、重量を軽減し、重量配分を改善し、正確なハンドリングのために重量を重心に近づけることを促進します。全体で1.4 kgの軽量化のために、素材構成の30 %がカーボンファイバーで、3ピース構造全体は驚くほど軽く、同時に極めて強靭です。さらに、最適なハンドリングとライダー人間工学のために、コンポーネントの詳細な剛性が計算されました。
新しいエグゾーストヘッダー
新しいエグゾーストヘッダーは、3次元スタンピング法を使用してWP Performance Systemsにより製造されました。エグゾーストの各要素が形づくられたあと、最高品質と耐久性を保証するためにロボット溶接されました。
ホイールとタイヤ
ブラック仕上げのDID製高強度合金リムは、軽量スポークとシルバーアルマイト加工のアルミニウム製ニップルを使用して、CNC機械加工ハブと連結されます。より進歩したコーナリングと優れたグリップ力が証明された、「2段ステップブロック形状」を特徴とする新しいDunlop製MX-3Sモトクロスタイヤが装着されています。
WP製 AER 48 サスペンション
WP製AER 48は、Husqvarnaモトクロスモデルの開発における新たな指標です。プリロード用のシングルエアバルブおよび付属のフォークポンプ、コンプレッションおよびリバウンド用のクリックアジャスターを通しての調整は、安全で軽く、容易です。システムは、エアサスペンションユニットと油圧式ダンピングユニットから成る、スプリットシステムフォークのセットで構成されています。新しいフォークは、MY16の従来型フォークシステムと比較して1.6 kg軽量化されました。フォークは、アウターおよびインナーチューブ表面の摩擦を最適化した表面コーティングと最適に設計されたシーリングシステムにより極めて敏感です。
WP製 DCCリアサスペンション
WP製DCCリアショックは、コンパクトで軽量なデザインを維持しながら、進歩したダンピング特性を提供するよう設計されています。ショック内部の圧力バランスによってダンピングが安定し、素晴らしいライダー快適性とハンドリングを実現します。さらに、ガスリザーバーの外表面が波状になっており、冷却性を高めます。コンポーネントは完璧な調整も可能で、最良のトラクションと漸新性を発揮するよう専用のジオメトリーを持った、リンケージシステムともマッチしています。
Magura製油圧式クラッチ
高品質なドイツ・Magura製クラッチシステムは摩耗までも保証し、どのような状況でもほぼメンテナンスフリーな動作と完璧な調整を実現します。これは、温度の高い低いや長い使用時間に関わらず、クラッチの圧着点と機能が変化しないよう、遊びが一定に補正されることを意味します。
ブレーキ
高品質のGSK製ウェーブディスクを持つ、クラス最高のBrembo製キャリパーと操作系が、どんな条件下でも信頼性を実感できる優れた制動力を発揮します。フロント260 mmディスク、リア220 mm。MY17の新しい点は、10 mm長くなったリアブレーキレバーと、食いつき感を若干落としてコントロール性を向上させた新しいリアブレーキパッドです。
コンポーネント
最高品質のコンポーネントと組み合わされた工学技術と生産プロセスにおける最新技術は、耐久性能を生み出します。
Pro Taper製ハンドルバー
厳格な基準の元に製造されたPro Taper製ハンドルバーは、重量増を最小限に抑えながら、クラス最高の耐疲労性を備えています。MY17では、ロワハンドルバークランプが2つの個別のクランプに分離され、トップクランプはねじり剛性を向上させるブリッジタイプのクランプとなっています。
Mikuni製キャブレター
MY17のTC 250は、38 mmフラットスライドのMikuni製TMXキャブレーターが特徴です。この新しいキャブレーターにより、全回転域に渡って最適なパフォーマンスを持ち、より一層滑らかでコントローラブルな出力特性を提供します。また、設定も非常に簡単です。
DDSクラッチ
DDS(減衰ダイヤフラムプレート)クラッチシステムは新しいTC 250に装備されています。インナーハブとプレッシャープレートは、最適なオイルの流れと冷却性のために設計され、Magura製油圧システムがより完璧な調整とコントロールを提供します。このシステム固有の特徴として、一般的なコイルスプリングに代わって1枚のダイヤフラムプレッシャープレートが採用され、より良いトラクションと耐久性のためにダンピングシステムを内蔵しています。クラッチドラムは、コンパクトなエンジンデザインに貢献する、薄いスチール製ライナーの使用を可能にした、ワンピース構造のCNC機械加工スチール製コンポーネントです。

諸元表

エンジン

  • デザイン 単気筒、2ストロークエンジン
  • 排気量 249 cm³
  • ボア 66.4 mm
  • スターター キックスターター
  • トランスミッション 5速
  • プライマリードライブ 26:73
  • セカンダリーギアレシオ 14:50
  • クラッチ 湿式、多板クラッチ、Magura製油圧式
  • EMS Kokusan製

シャシー

  • フレームデザイン クロームモリブデン鋼製セントラルチューブフレーム
  • フロントサスペンション WP-USD, AER 48, Ø 48 mm
  • リアサスペンション WP製 リンク式モノショック
  • サスペンションストローク (フロント) 310 mm
  • サスペンションストローク (リア) 300 mm
  • フロントブレーキ Brembo製 2ピストンフローティングキャリパー、ブレーキディスク
  • リアブレーキ Brembo製 1ピストンフローティングキャリパー、ブレーキディスク
  • リアブレーキディスク径 220 mm
  • チェーン 5/8 x 1/4
  • キャスター角 63.9 °
  • ホイールベース 1485 ± 10 mm
  • 最低地上高 375 mm
  • シート高 960 mm
  • 燃料タンク容量 (約) 7 l
  • Weight without fuel 95.8 kg