TE 150i 2020
FEATHERWEIGHT ENDURO

2020 TE 150iはまったく新しいレベルへと進化しました。Husqvarnaの革新的な燃料噴射技術が製品群の最軽量モデルに搭載された結果、洗練されたパワーと軽量の俊敏性の驚くべき組み合わせが実現しました。スムースなパワー供給と、最新世代のシャシーおよび高度なWP Suspensionが合わさり、エンデューロ特有の優れたパフォーマンスを提供しています。ジェッティングまたは燃料の事前混合が不要となり、セルスターターを備えた新たなTE 150iは、未知のトレイルを攻略するのがこれまで以上に最も簡単なバイクとなっています。

Features and Benefits

エンジン
TE 150iは、より大型のTE 250iおよび300iと同じ燃料噴射技術を受け継ぎました。これにより、燃料を事前に混合したり、高度に合わせてジェッティングを調整する必要がなくなり、4ストロークエンジンの利便性が加わりました。また、このエンジンは、エンジンの回転マスを活用するように設計された特定のシャフト配置により、俊敏なハンドリングを実現しています。他の改良点の中でも、とりわけこれは、エンジンに軽量化とコンパクト化に貢献し、利用可能なエンデューロ特有のパワーを提供しつつ、2ストロークの低コストなメンテナンス費を維持しています。
シリンダーとピストン
TE 150iのシリンダーは、口径が58 mmで、革新的なパワーバルブ設計となっています。これにより、旺盛な150 ccエンジンがRPM範囲全体で制御可能なパワーを提供することができます。ピストンは燃料室の輪郭に完璧にマッチするように設計されているため、2ストロークで最高レベルのパフォーマンスを提供します。さらに、シリンダーにはインレット位置にインジェクターが装備されており、トランスファーポートへと燃料を下方向に供給するため、燃料の優れた霧状化が保証されます。これにより、燃焼がより効率化されるため、燃料消費量が減少し、排気が改善します。
クランクケース
TE 150iエンジンの極限までの軽量化されたクランクケースは薄壁設計となっています。マスを集中化するため、シャフト配置は重力の理想的中心で回転マスを活用できるよう正確に設計された一方、最適化されたカーボンファイバー製のリードペダルを備えたリードブロックにより、シーリングが向上しました。
エグゾーストシステム
TE 150iのヘッダーパイプは、革新的な3D設計プロセスにより各モデルに合わせて特別にカスタマイズされており、形状と性能がさらに向上しました。これにより、地上高が改善したため、ヘッダーパイプがトレイルで受ける衝撃への耐性が強化されています。マフラーにも新たなアルミニウム製の装着ブラケットが装備され、内部が新しくなり、パッケージの密度が低下したため、ノイズのダンピングが向上し、軽量化されました。
フレーム
新しいクロモリ鋼フレームは、レーザーカット、ロボット溶接、ハイドロフォームチューブを駆使して専門家により形成されているため、最高レべルの精度と品質を保証します。先代モデルの高度な形状を維持しつつ、フレームの縦剛性とねじり剛性が強化され、ライダーへのフィードバック、エネルギー吸収能および安定性が向上しました。シリンダーヘッド装着具は鍛造アルミニウム製のため、ハンドル操作性と快適性がさらに向上しました。高級な青のパウダー塗装フレームには、フレームプロテクターが標準装備されており、耐久性がさらに強化されました。
内蔵型冷却システムとラジエター
ラジエターは高強度アルミニウム製で専門家により形成され、計算流体力学(CFD)により、ラジエター内をより効率的に空気が流れるようになっています。冷却システムは、フレーム内にスマートに統合されており、ホースを追加する必要がありません。2020年モデルでは、フレーム内を通るセンターチューブが4 mm大きくなっています。これによりこの点での圧力が減少し、冷却液の流れがより安定化しました。さらに新しいラジエターが12 mm低く、重力の中心により近い位置に装着されたことでハンドル操作の俊敏性が向上しています。オプションのラジエターファンをHusqvarnaアクセサリカタログから購入し、装着することも可能です。
炭素繊維複合材製サブフレーム
カーボンコンポジットサブフレームは、Husqvarnaの先駆的な技術と革新を際立たせる独自のデザインです。ポリアミド70%、カーボンファイバー30%で作られた新しい2ピース構造のサブフレームの重量はわずか1 kgあまりで、従来から250 g軽くなりました。軽量かつ堅牢なサブフレームは、さらに50 mm長くなり、剛性、ハンドリングおよびライダーの快適性が向上しました。
オイルタンクとポンプ
電気オイルポンプが重要な2ストロークオイルをエンジンに供給します。このポンプは、オイルタンクの真下にあり、スロットルボディを介してオイルを供給します。つまり、この時点でしかオイルが燃料と混合されません。このポンプは、エンジンマネージメントシステムにより制御され、現在のRPMとエンジン負荷に応じて最適なオイル量を供給します。オイルタンクは、フレームの上方チューブからタンクキャップ(再充填が容易な場所に配置)まで伸びるタンクホースに接続されています。タンクの容量は0.7 lで残量センサーに接続されており、タンクを再充填する必要がある場合発光します。
WP製XPLORフォーク
WP製Xplor 48フロントフォークは、エンデューロ専用に開発されました。その開口カートリッジレイアウトは、スプリットダンピング機能が備わったバネが各レッグ内に格納されています。左レッグにコンプレッションダンピング、右レッグにリバウンドダンピングがあります。各フォークレッグの上部にあるアクセスが簡単なクリッカーで(30クリック)調整が行われます。2020年モデルでは、プリロードアジャスターが標準装備されており、ツール不要でより簡単に調節できるようになっています。フォークのミッドバルブピストン位置が更新されたことでダンピングがより安定した一方、新たな設定により、フォークのストロークでの動作が向上し、ライダーへのフィードバックとボトミング耐性が改善しました。
WP製ショックアブソーバー
WP製XACTショックアブソーバーは、新しいフレームとフロントエンドのセットアップに対応するよう、メインピストンとベース設定が新しくなり、高度なダンピング特性を提供します。このコンパクトで軽量のショックアブソーバーは、内部の圧力バランスにより、一定したダンピングとライダーの優れた快適性を保証しています。Husqvarnaモトクロス製品群と同じリンケージプログレッションを採用し、リアエンドを低くすることで極限のエンデューロの条件で制御性を向上しました。完全な調整が可能なコンポーネントは、リアホイールの移動距離が300 mmで、比類ないトラクション、乗車感覚およびエネルギー吸収能を実現しています。
Magura製ブレーキ
Magura製ブレーキシステムは高感度で、フィーリングを向上しつつ優れたブレーキ力を提供するように設計されています。GSKウェーブディスク(フロント260 mm、リア220 mm)が高品質のブレーキパッケージに完璧な信頼性をもたらします。
BODYWORK
The TE 150i features new bodywork which clearly showcases Husqvarna Motorcycles' pioneering approach to offroad motorcycle design. The ergonomics are specifically tailored to deliver greater comfort and control. As a result of extensive testing, the contact points have been slimmed down, making shifting between riding positions easier and allowing the rider to flow with movement. Thanks to the improved packaging of the wiring harness, the new seat profile reduces the seat height by 10 mm and together with the new seat cover, delivers superior comfort and control in all conditions.
マップスイッチ
マップセレクトスイッチを使用すると、ライダーの好みや条件、地形に応じて、出力供給を変更できるエンジン特性を調整することができます。その場でトグル切り替えできる設定が2つあり、1つは標準でフルパワーのマップ1、もう1つはソフトなパワー供給で、トラクションの少ない地形でイグニッションのタイミングを遅らせるマップ2です。
スロットルボディ
TE 150iに採用された39 mmスロットルボディは、新たなハンドルバースロットルアッセンブリに接続されたデュアルスロットルケーブルで動作するバタフライを介し、エンジンに吸入される空気量を制御します。2ストロークオイルは空気と混合されてからエンジンに供給され、クランクシャフト、シリンダーおよびピストンを潤滑化します。さらに、スロットル・ポジション・センサー(TPS)が空気量データをECUに中継し、そこでエンジンに注入されるオイルおよび燃料の量を計算します。そして、バイパススクリューがアイドリング速度を制御し、コールドスタート装置がバイパスを開いてコールドスタートに必要な空気量を提供します。
セルスターターとワイヤーハーネス
すべてのTEモデルにはセルスターターが標準搭載されています。このシステムはコンパクトで軽量のリチウム電池を使用しているため、以前の電池よりも1 kg軽量になりました。数年かけて開発されたこの完璧なセルスターターにより、2020年モデルの実証済みの信頼性は比類ないものであり、あらゆる状況で確実に迅速かつシームレスな始動を可能にします。さらに、2020年モデルでは、ワイヤーハーネスが最適化されたことで、パッケージが向上し、必要な電気部品をシート下の共通部分に集中させたことで、容易にアクセスできるようになりました。
エンジンマネジメントシステム
TE 150iは、多くの機能を制御する電子制御ユニット(ECU)を搭載しています。このユニットはイグニッションのタイミング、シリンダーへの燃料とオイルの噴射量を決定し、さらに各種センサーから受信した情報を転換して値を適応し、修正を行うことで温度と高度を自動補正します。これにより、エンジンは、高度にかかわらず常に最適な燃料/空気混合率で稼働することができます。

Technical Specs

Engine

  • 排気量 143.99 cm³
  • デザイン 単気筒、2ストロークエンジン
  • ボア 58 mm
  • ストローク 54.5 mm
  • スターター セルスターター
  • トランスミッション 6速
  • クラッチ 湿式、DDS多板クラッチ、Magura製油圧式
  • EMS Continental EMS

Chassis

  • フレームデザイン セントラルダブルクレードルタイプ 25CrMo4 スチール
  • リアサスペンション WP製 リンク式モノショック
  • サスペンションストローク (フロント) 300 mm
  • サスペンションストローク (リア) 300 mm
  • フロントブレーキ ディスクブレーキ
  • リアブレーキ ディスクブレーキ
  • フロントブレーキディスク径 260 mm
  • リアブレーキディスク径 220 mm
  • チェーン X-Ring 5/8 x 1/4"
  • キャスター角 63.5 °
  • 最低地上高 360 mm
  • シート高 950 mm
  • 燃料タンク容量 (約) 8.5 l
  • Weight without fuel 99.6 kg