FE 350 2020
ENDURO PROGRESSION

FE 350は、すべての分野において万能であることが知られています。新しい軽量シャシーと強化されたオールラウンドなパフォーマンスにより、250の軽量性と俊敏性を維持しつつ、450に匹敵するパワーウェイトレシオを保有しています。FE 350は、重量とパワーのパーフェクトなバランスを求めるライダーに選ばれてきましたが、新しい2020年モデルには高級なWP Suspension、革新的な電子機器および新しくなった人間工学に基づく快適な形状が組み合わさり、さらにその他多くの革新的な改良によって、過酷な条件下で右に出るものがいない存在へと進化しました。

Features and Benefits

エンジン
DOHC 350 ccは非常に万能性に優れたエンジンです。FE 350の構造はFE 250と多くを共有していますが、450の競争力のあるパワーと軽量の250のハンドリングの優れたバランスが取れています。
シリンダーヘッド
新しいキャスティングは冷却液の排出口が水平に装備され、シリンダーヘッドが新たなレイアウトとなり、重量が200 g削減されました。その内部では、DOHCのレイアウトにもタイミングが最適化され、低摩擦のダイヤモンド・ライク・カーボン塗装のロッカーアームを持つ新たなカムシャフトが装備されています。軽量チタンバルブ(吸気側36.3 mm、排気側29.1 mm)、新しいシリンダーヘッドカバー、スパークプラグ、およびスパークプラグコネクタはすべて最適なパフォーマンスの実現に貢献しています。
シリンダーとピストン
口径88 mmのシリンダーは、冷却構造が新しくなり、ボックスタイプの軽量鋳造ピストンと合わせ、卓越したパワーを提供できるように洗練されました。結果として、振動が抑えられ、高回転で非常に広いパワーバンドを実現しています。ピストンクラウンもまた高圧燃焼室に完璧にフィットするように最適化され、新しいシリンダーヘッドガスケットと合わせることでコンプレッション率が12.3:1から13.5:1に向上しています。
クランクシャフト
クランクシャフトはアップグレードされ、全体的な信頼性が向上し、135時間という長いメンテナンス間隔を保証しています。これは、新しいコンロッドのブッシング型ベアリングとビッグエンドベアリングの2つの圧入されたベアリングシェルにより実現されています。さらにメインベアリングへのオイル供給も新しくなり、エンジンケーシング内に統合されました。
フレーム
新しいクロモリ鋼フレームは、レーザーカット、ロボット溶接、ハイドロフォームチューブを駆使して専門家により形成されているため、最高レべルの精度と品質を保証します。先代モデルの高度な形状を維持しつつ、フレームの縦剛性とねじり剛性が強化され、ライダーへのフィードバック、エネルギー吸収能および安定性が向上しました。シリンダーヘッド装着具は鍛造アルミニウム製のため、ハンドル操作性と快適性がさらに向上しました。高級な青のパウダー塗装フレームには、フレームプロテクターが標準装備されており、耐久性がさらに強化されました。
内蔵型冷却システムとラジエター
ラジエターは高強度アルミニウム製で専門家により形成され、計算流体力学(CFD)により、ラジエター内をより効率的に空気が流れるようになっています。冷却システムは、フレーム内にスマートに統合されており、ホースを追加する必要がありません。2020年モデルでは、フレーム内を通るセンターチューブが4 mm大きくなっています。これによりこの点での圧力が減少し、冷却液の流れがより安定化しました。さらに新しいラジエターが12 mm低く、重力の中心により近い位置に装着されたことでハンドル操作の俊敏性が向上しています。オプションのラジエターファンをHusqvarnaアクセサリカタログから購入し、装着することも可能です。
炭素繊維複合材製サブフレーム
カーボンコンポジットサブフレームは、Husqvarnaの先駆的な技術と革新を際立たせる独自のデザインです。ポリアミド70%、カーボンファイバー30%で作られた新しい2ピース構造のサブフレームの重量はわずか1 kgあまりで、従来から250 g軽くなりました。軽量かつ堅牢なサブフレームは、さらに50 mm長くなり、剛性、ハンドリングおよびライダーの快適性が向上しました。
エグゾーストシステム
エグゾーストシステムは可能な限り軽量でクラス最高のパフォーマンスを発揮するように設計されています。ヘッダーパイプはできるだけコンパクトになるよう2つのピースで設計および製造されています。また、接続位置が新しくなったことで、ショックアブソーバーを取り外さなくても取り出せるようになっています。さらなる革新によりマフラーはより短く、コンパクトになったものの、騒音レベルはそのままです。コンポーネントは軽量アルミニウムで作られており、新しい塗装が高級品質を強調し、スタイリッシュに仕上げられています。
WP製XPLORフォーク
WP製Xplor 48フロントフォークは、エンデューロ専用に開発されました。その開口カートリッジレイアウトは、スプリットダンピング機能が備わったバネが各レッグ内に格納されています。左レッグにコンプレッションダンピング、右レッグにリバウンドダンピングがあります。各フォークレッグの上部にあるアクセスが簡単なクリッカーで(30クリック)調整が行われます。2020年モデルでは、プリロードアジャスターが標準装備されており、ツール不要でより簡単に調節できるようになっています。フォークのミッドバルブピストン位置が更新されたことでダンピングがより安定した一方、新たな設定により、フォークのストロークでの動作が向上し、ライダーへのフィードバックとボトミング耐性が改善しました。
WP製ショックアブソーバー
WP製XACTショックアブソーバーは、新しいフレームとフロントエンドのセットアップに対応するよう、メインピストンとベース設定が新しくなり、高度なダンピング特性を提供します。このコンパクトで軽量のショックアブソーバーは、内部の圧力バランスにより、一定したダンピングとライダーの優れた快適性を保証しています。Husqvarnaモトクロス製品群と同じリンケージプログレッションを採用し、リアエンドを低くすることで極限のエンデューロの条件で制御性を向上しました。完全な調整が可能なコンポーネントは、リアホイールの移動距離が300 mmで、比類ないトラクション、乗車感覚およびエネルギー吸収能を実現しています。
Magura製ブレーキ
Magura製ブレーキシステムは高感度で、フィーリングを向上しつつ優れたブレーキ力を提供するように設計されています。GSKウェーブディスク(フロント260 mm、リア220 mm)が高品質のブレーキパッケージに完璧な信頼性をもたらします。
ボディワーク
FE 350は新しいボディワークが特徴となっており、オフロードモーターサイクルの設計には、Husqvarnaの先駆的なアプローチがはっきりと反映されています。より優れた制御性と快適性を提供するために人間工学に基づいた特別な調整が施されています。数々の試験を重ねた結果、ライダーが乗車位置をスムーズに移行し、流れるような動きができるように接触点をスリム化しました。ワイヤーハーネスのパッケージングを改善したことで、10 mm低くなったシート形状と新しいシートカバーにより、あらゆる状況下で優れた乗り心地と制御性を提供できるようになりました。
マップ・スイッチとトラクションコントロール
標準搭載のマップスイッチは操作が容易になるように設計されており、2つのEFI マップを切り替え、トラクションコントロール機能を起動させます。TC(トラクションコントロール)機能の設定も更新され、滑りやすい地形での制御性が向上しています。トラクションコントロールのオン/オフはマップスイッチで切り替えることができます。これはライダーからのスロットル入力とエンジン回転数の上昇割合の分析により作動します。回転数があまりに早く上昇する場合は、エンジンマネジメントシステムはグリップロスを記録し、最大のトラクションを確保するためにリアホイールへの出力量を減らします。
スロットルボディ
FE 350にはスロットルレスポンスを最適化した42 mm Keihin製スロットルボディが装備されています。インジェクターが燃焼室への流れを最大限に効率化するために配置されている一方、スロットルケーブルはスロットルリンケージシステムなしで直接取り付けることができます。これによりスロットルレスポンスが高速化し、優れた感覚を実現しています。
セルスターターとワイヤーハーネス
FE 350にはセルスターターが標準搭載されています。このシステムはコンパクトで軽量のリチウム電池を使用しているため、以前の電池よりも1 kg軽量になりました。数年かけて開発されたこの完璧なセルスターターにより、2020年モデルの実証済みの信頼性は比類ないものであり、あらゆる状況で確実に迅速かつシームレスな始動を可能にします。さらに、2020年モデルでは、ワイヤーハーネスが最適化されたことで、パッケージが向上し、必要な電気部品をシート下の共通部分に集中させたことで、容易にアクセスできるようになりました。
トリプルクランプ
黒アルマイト加工処理したCNCトリプルクランプは、Husqvamaエンデューロモデルに最高の品質と標準を提供しています。22 mmのオフセットは慎重に計算され、新しいフレームの動きと更新されたフォーク設定の完璧な調和を目指して設計されました。優れた技術と材料を使用して専門家によって制作され、高いレベルの品質と信頼性を提供します。また、2方向のハンドルバー調整が標準装備され、人間工学に合わせてカスタマイズ可能です。

Technical Specs

Engine

  • 排気量 349.7 cm³
  • デザイン 単気筒、4ストロークエンジン
  • ボア 88 mm
  • ストローク 57.5 mm
  • スターター セルスターター
  • トランスミッション 6速
  • クラッチ 湿式、DDS多板クラッチ、Magura製油圧式
  • EMS Keihin製 EMS
  • CO2 emissions 89.2

Chassis

  • フレームデザイン セントラルダブルクレードルタイプ 25CrMo4 スチール
  • リアサスペンション WP製 リンク式モノショック
  • サスペンションストローク (フロント) 300 mm
  • サスペンションストローク (リア) 300 mm
  • フロントブレーキ ディスクブレーキ
  • リアブレーキ ディスクブレーキ
  • フロントブレーキディスク径 260 mm
  • リアブレーキディスク径 220 mm
  • チェーン X-Ring 5/8 x 1/4"
  • キャスター角 63.5 °
  • 最低地上高 360 mm
  • シート高 950 mm
  • 燃料タンク容量 (約) 9 l
  • Weight without fuel 106.8 kg